旦那との出会いは「再会」でした。
幼少期に過ごした学校が同じだったのです。
それが10年以上の時を経て
偶然の再会。
私のワガママや希望に対して
「いいね!」と全肯定するような
優しく、優しく、
こちらまで優しくなってしまう程の
「優しい」人。
それが付き合った当初の印象でした。
彼が当時働いていたのは誰もが知る大手メーカー。
義実家は自営業をしているので身元も分かる。
共通の知人も居るし、周りからの評判もいい。
アラサー目前の私にとっては
もう二度と現れないような人に思えました。
付き合って約3年後に入籍。
プロポーズの時には
「子どもはふたり。犬か猫を飼いたい」
と言われました。
そのあと、結婚式を挙げる2ヶ月前のこと。
旦那と些細なことがきっかけで
口論になり、私は腕に
アザが出来るほどに殴られたのです。
取っ組み合いのケンカなんか
今までしたことなかった私は、
人に殴られて
アザが出来るなんてことも
その時が人生で初めてでした。
あまりのショックに記憶を失い、
今ではどこでどのように殴られたのか
詳しく思い出せません。
(解離性健忘:という記憶喪失のようです)
このまま結婚式なんて挙げていいの?
もしかしてこれってヤバいやつ?
でも普段は優しいし、
一時の気の迷いで思わず・・・
ってこともあるし。
それでも誰かに言っておかなければ。
私は自分の母に相談しました。
それを知った母は、
本人同士はもちろん、
両家の両親も含めて
話し合いの場をつくってくれました。
「もう二度とこんなことはしない」
当たり前ですが
話し合いの結果として
旦那はそう言い、和解。
その後、確かにしばらくは
直接手が出ることはありませんでした。
そして結婚式から1年経たない間に妊娠が発覚。
しかし初めての妊娠からくる
不安やつわりから、
ストレスが溜まり
旦那とすれ違ったり口論になる事も。
さすがに妊婦に直接は
手が出せないとは思っていたのか、
かわりに壁を殴って穴をあけたり、
夜静かに寝かしてくれることもせず、
大きなお腹でひとり
車中泊をしたこともありました。
そして生まれた物わかりの良い優しい女の子。
そのあとに自由で甘えん坊の
男の子も生まれました。
その時思ったのは「ノルマ達成」。
プロポーズの時に言われた
「子どもはふたり欲しい」発言に
囚われていたんだと
その時ようやく気付きました。
和解後も私へのモラハラは
ずっと続いたままでした。
料理の味付けを失敗すれば、
私の親をけなし
私が推しのコンサートに行くと言えば
「なんで行くの?」
将来家族で旅行に行きたいと言えば、
老後の生活が心配だから貯金したいと言われ
友達と出かけたいと言えば
「子どもの面倒は誰が見るの?」
来年から管理職になると言えば
「対して稼いでもこないくせに」
「いつまでその仕事するつもり?」
更には娘の前で「母親失格」となじる。
次第にDVも再開していきましたが
”子どもがいるから離婚はできない”。
そう思うと
もう誰にも相談できませんでした。
旦那は娘に対し、
怒鳴ることはあっても
直接手を上げることはありませんでした。
ただ
娘の目の前で私にDVをしてみせたり、
土下座をさせたり
「ママってこんな悪いことしてるんだよ」
とウソを吹き込んだり。
しかしどんなにママを悪者に
仕立て上げようとしても
娘の「ママが世界で一番大すき」
は変えられず、
むしろ「ママが可哀想」と
泣いてくれるようになってしまいました。
また長男が誕生してからは、
矛先は私だけでなく
長男にも向くように。
まだおしゃべりもままならない
息子に対しての
虐待が始まりました。
いつだって「ママ!」
と泣いている甘えん坊。
「ママ、ママ泣くな!うるせぇ!」
と怒鳴ったり、
ふざけてペチンと
叩いてきたからといって、
その息子が倒れるほどの力で叩き返したり。
残したままのおにぎりを
「遊んでないで早く食べろ」
と口に詰め込んだり。
お風呂に入りたくない、と
ぐずる息子のお尻を
赤く手形が残るまでに叩いたり。
うるさいのは確かにうるさい。
叩いたらダメなことも分かるし、
ご飯も残さず食べて欲しいし、
お風呂にも入って欲しい。
でも。
そんなに怒ること?
そんなに力で制圧しなきゃいけない?
そんなに恐怖を植え付けなければいけないこと?
いや違う。
そこで出た「ごめんなさい」は
反省した「ごめんなさい」じゃない。
パパ、謝るからもう怒らないで。の
「ごめんなさい」にしかならない。
そんなのしつけでもなんでもない。
ただ恐怖で言う事聞かせてるだけの
暴君でしかない。
「私だけが我慢してればいい」時間は
とうの昔に終わっていたのです。
それから私は
何年も前からほんのりと、
でもずっと頭にあった
「離婚」を現実として
見据え始めました。
最初のDVのときは
「この一回きりだ」
と信じて疑わず、
離婚に踏み切れなかった。
産後は
「子どもがいるから。
両親揃っていたほうが
良いに決まってる」
と自分が我慢することを選んだ。
離婚かな・・・
離婚じゃないのかな・・・
そう思って現状を維持してきました。
ひとこと「離婚」と言えば
何かが壊れ
元通りにならない事は
わかっていたからです。
でも。
私の我慢が娘の
「ママが可哀想」
と言う涙に繋がり、
ついには
息子への虐待にまで繋がってしまいました。
私がこの子たちを産んだ時に思った事
それは
この子に
悲しいことや辛いこと
痛いことがなるべく有りませんように。
それを実の親がしていてどうするの?
家庭内で暴力があるという悲しさ。
無抵抗で何も出来ないという辛さ。
直接的に
それを味合わせている旦那と、
それを分かっていながらも
逃げ出さない私。
迷っているうちに
殺されてしまう可能性だってある。
そこから私は離婚経験者から
「法テラス制度で離婚した」と聞き
法テラス制度を利用し
ある弁護士さんのもとへ。
今すぐにでも別居して
離婚しなさいという言葉に
「今すぐ!?」と躊躇しましたが、
すぐが無理ならばと
警察・児相・女性センターへの相談を
提案してくれました。
そこへ出向き、
相談したことが証拠になる。
「相談して同じこと言われるとは思う、
でも言い方やタイミングによって
気付くことがきっとあるとはず」と。
「どんな親であれ揃っている方が良い」
と考え動けなかった私に、
「虐待する親なんて要りません!」
とはっきり言ってくれたのが
配偶者暴力支援センター
(女性センター)の方でした。
その一言でハッとし、
やっと目の前の霧が
晴れたような気がしました。
「結婚する前から数えて約10年くらいよね?
その長い期間の洗脳を今すぐには解けないけど、
でもねDVも虐待も絶対間違ってる」
【参考:令和3年度全国ひとり親世帯調査結果報告書17-3-1】
つまり、養育費を継続的に貰っている母親は
3割以下ということになります。
言い方を変えれば、
養育費を払っていない父親の割合は
7割以上ということです。
そもそもの取り決めをしていないだとか
過去に1度くらいは支払ってくれていたとか
理由はどうあれ、
「貰える」前提で離婚なんてしたら
どうなるか目に見えています。
(払わなそうな人だから離婚したいのです)
「DV?モラハラ?そんなの離婚すればいいじゃん」
言うのは簡単、
でもただ闇雲に走り出すほどバカじゃない。
ちゃんと事前準備が大事なことは
DVやモラハラの被害者なら分かるはず
(攻撃受けないようにする耐性は
ついてるはずですからね)。
きちんと経済的に自立をして、
万が一養育費が少なくても、
仮に貰えなくても幸せに暮らせるように。
気を遣い、
怯えていた子どもたちが
心の底から「子どもらしく」笑えるように。
そして何より
いろんなことに我慢していた
「本当の自分」
を笑顔にしてあげられるように。
私は離婚を心に決めました。37歳の時の事です。
初めまして、岡林亜弥と申します。
小学生の娘と幼稚園に通う息子がいる、
本当にどこにでもいるようなOLです。
子どものころから絵が好きで、
学生の頃には何度か
賞を貰ったこともあります。
そこから趣味が写真へと転じ、
現在はデザイナーとして
毎日Photoshopと向き合う日々を
送っています。
業務は接客を兼ねていることもあり、
人と話すことが好きな自分も消化でき、
お客様からのご相談や
無理難題に付き合うのも好き
(好きが高じて全然関係ない
悩み相談までされてしまうのですが笑)。
たくさんのお客様とお話し、
そこからまた別のお客様をご紹介して
頂くことも多く、
仕事にやりがいを感じていると同時に、
天職なのだなぁとも思ったりもしています。
しかし会社では眼精疲労からくる
肩こりや、そこからくる
片頭痛と付き合う毎日。
家では旦那の機嫌を伺い、
言いたいことも言えずに溜め込む日々。
実は私の方が旦那よりも年上で、学歴もある。
それが気に食わないんでしょうね。
「こんな簡単なことも出来ないの?」
「常識知らなすぎ」
私が何かミスする度にバカにし、
結婚してからというもの
私の自己肯定感は
過去最低を更新し続けていました。
元々考え込みやすいタイプではありましたが
毎日のように
「しにたい」
とまで考えるように。
それは子供の頃に受けたイジメよりも、
思春期の頃に挫折した美大の受験よりも、
若い頃に働いていた会社のパワハラよりも、
もっともっと強く深く長く
私にダメージを与えました。
何か話せば否定され、
真っ当な事を言えば
「自分が正しいと思ってるのがイラつく」
と言われ。
何年もそんな生活をしてきた私は、
知らず知らずのうちにどんどん
「自分自身」
を無くしていきました。
それに気づかず生きてきて
やっと
「自分が居ないこと」
に気づいたのは
何気ない子どもからの問いかけでした。
ママはどう思う?
ママは何になりたい?
ママはどこに行きたい?
ママは何が好き?
純粋に私に問いかける子ども。
それに対して出るのは
当たり障りのない答え。
「こう答えた方が良いかもな」
と誰かからの批判があるのを
前提とした答え。
どれに対しても自分らしい答えが
出せなくなっていたのです。
そもそも
「何かしたい」
事がないんじゃない。
何かしたい、という
「自分がない」
事に気づいてしまったのです。
子どもに教えてあげる事も
たくさんあるけど、
子どもから学ぶ事はそれ以上に多い
(…って言ったら旦那から
「母親失格」って言われたんですけどね)。
子どもは今の私には
中身がない事
を気づかせてくれました。
「ママ大好き」と
小学生になっても甘えてくる長女。
私も彼女の事は本当に大好きです。
我が娘ながら良い子に
育ってくれているとも思います。
女の子であり長子という
共通点がある彼女とは、
考え方や好みがよく似ていることもあり
純粋で「私」を思い出させてくれる子です。
よく聞きませんか?
シンママはシンママでも
ふたり(もしくはそれ以上)育てるのと
ひとり育てるのとじゃ
大変さが格段に違うと。
私もそれは思います。
かかるお金が違うし、
かけてあげられる時間が違う。
もしも産んだのが
この子ひとりだけだったら、
もっと早く
離婚に踏み出せたんじゃないか。
そう考えたこともありました。
でも私には第二子である、
幼稚園に通う長男が必要でした。
彼が生まれ、
私と共に旦那の標的になったからこそ
「このままじゃダメだ」
と目が覚めたのです。
長女だけだったら
「私だけが我慢していれば良い」
とその考えから
抜け出せなかったはずなのです。
長男にはこんなに小さいのに
可哀想な役目を
背負わせてしまいましたが、
彼のおかげで
離婚の決意ができたのは
紛れもない事実なのです。
こども家庭庁の発表しているデータではR4年、
児童虐待相談件数は
過去最多を更新しています。
【参考:子ども家庭庁 虐待防止対策課】
ちなみに、
私の家庭のように子供に
直接手をあげることだけが
虐待なのではありません。
「手を上げられているあなたの姿」を
「見せている事」
それ自体がもうすでに虐待なのです。
れっきとしたDVです。
殴られ脅され虐げられ…
まるで
人権がなくなったような私(あなた)。
でもそれを見ている子どもがいるとしたら。
彼らもまた
面前DV
という名の虐待により
人権侵害を受けています。
それはつまり、
被害を加えている相手はもちろん、
あなたも
子どもの人権を侵害しているのと
同じ事と言えます。
子どもに害があることを
分かっていながら
見過ごしているのですから。
子どもに直接手が出されていないから良い?
そんなことは絶対にありません。
子どもを愛しているのなら、
相手に屈せず立ち向かうべきなのです。
いえ、ごめんなさい。
きっと立ち上向かってきた事でしょう。
しかも何度も。
しかしその度に
意味のわからない
言い掛かりをつけられ、
理不尽に何故か
こちらが謝ることになり、
ついにここまで来たのではないでしょうか。
真正面から立ち向かっても
言いくるめられてしまうのです。
真正面から立ち向かい、
解決できるような相手ならば
今「こんな」状況のはずはないんです。
違いますか?
何をしても勝てない?
人生詰んでる?
いいえ。あなたはここに辿り着きました。
勝たなくても良いんです。
探せば戦わない方法だってあるし、
逃げるが勝ちのパターンもある。
道のりはどうあれ
最終的に笑っている人生が
良いと思いませんか?
私と一緒に目覚め
子どもの笑顔と本当の自分、
経済的自由まで
全てを手にしましょう。
もちろんすぐには
離婚の決断が出来なくても大丈夫。
しかし
いつでも離婚できるようにしておいて
損をすることは
1ミリもないはずですし、
賢いあなたならきっと
それも分かっているはずです。
生き返り、再び成長することを意味します。
あなたが本来の自分を取り戻し、
また成長をしても
誰にも文句は言わせません。
あなたの人生を生きているのは、
他の誰でもない
あなた自身なのですから。
1.現状確認
今あなたはどんな状態なのか。
婚姻中?離婚を検討中?
被害の程度はどのくらい?
ヒアリングで現状を一緒に整理しましょう。
そして一番の悩みも聞かせて下さい。
2.悩みを解決させる方向性
婚姻中の方。お金の問題だけで
稼げれば解決しますか?
離婚を検討している方。
モラハラを証明して逃げられそうですか?
DVによる危険な状態で
早急に避難が必要でしょうか?
これからどう動いていくべきかの方向性。
道しるべを公開します。
3.次にうつるアクションを考える
モラハラで家を出る気なら
証拠を集めて
逃げる準備を行う。
DVで緊急性のある方は
避難先を検討する。
婚姻中の悩みの解決方法を考える。
各役所や警察への足跡作りの方法。
など…
4.収入を得るにはどう働けばいいのか
土日働くことは可能でしょうか?
パートで働く?
収入の柱をもう一つ作るべきですか?
社員で働くべき?
それとも副業をはじめるべきでしょうか?
5.仲間を作る
同じ悩みを持つ方たちと
その悩みを共有しましょう。
一人で悩まずみんなで考えて
我慢し過ぎないことが大切。
ため込まないで発散するのも
上手に生きていく方法のひとつです。
困ったときに支え合える人が居ることは
何よりも大きな財産です。
先ほどもお伝えしましたが
【Revive & Thrive(リヴァイヴ&スライヴ)】
は生き返り、再び成長することを意味しています。
本来の自分を取り戻し
前に進む力を持ってほしいと
願いつけた名前です。
言いたいことも自由に発言できない家庭で
大好きだったはずのものが色褪せて見える今
あんなに楽しかった過去は
あんなに笑っていたあなたは
もう2度と戻ってこないと思っていませんか?
そのあなたを
DVやモラハラと言う名の沼から救い出し
綺麗にして目を覚ましてあげるのは
他の誰でもない
あなたです。
間違っても決して旦那ではありませんよ
その沼に沈んでいたのはあなただけですか?
子どもは無事ですか?
その小さな手を掴んで引きあげるのは
紛れもなく、ママである
あなたの手です。
「旦那の」好きなものじゃなくて
「みんなの」好きなものを食べる
出先で計画通りに行かなくても
「まぁ良いか」と笑って
臨機応変に予定変更もできる
「旦那の機嫌」じゃなくて
「自分の機嫌」をとる
わたしは
私の人生を生きる